東京国分寺ターゲットバードゴルフ協会
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会長より資料頂く。平成19年4月

下記は平田市ターゲットバードゴルフ
  月例会第100回記念誌から抜粋しました。





 平成3年8月スタートした月例会もきびしい時節もなんとか引き継がれ、ここに月例会第100回
記念大会を盛大に開催することが出来ました。心からうれしく思いますと
共に、感慨無量なものを
覚えます。
 この間寄せられました市当局をはじめ、関係諸機
関のご援助と、市民並びに会員の皆様方の
ご協力に対し、心からお礼申し上げます。

 「蛇だッ…!」驚いた子供たちが飛んできたそんな森林公園に、教育委員会の手によって白い
ロープが張られ、コースらしきものが示された平成2年夏のことである。これ
が平田市ターゲット
バードゴルフの草分けとなりました。


 平成3年、一部の市会議員と市職員の呼びかけにより「平田市TBG同好会」が生まれ、その後
平成5年「平田市TBG協会」へと生まれ変わり何時しか人の輪も大きく広
がっていきました。
 「なんとか18ホールの本格的コースが欲しい」誰となく言い出した夢のような話が現実のものと
なりました。

 様々な経歴の持ち主の集まり、全くの素人が夫々の知恵と特技を持ち寄りコースづくりに挑戦
することになる。しかし限られたスペースに全長1,000m、18ホールのコー
スを貼り付けることは
至難の技であった。試行錯誤と手探りの連続、設計施工すべて
自前のコースづくりにオーナー
気分も手伝って、ささやかな充実感とさわやかな汗を
流しました。


 平成7年9月遂に待望の18ホール、パー72の本格コースのオープンを迎えることと
なりこれを
記念して県下のTBG協会を迎え第1回平田市教育長杯大会を開催すること
となりました。
 クラブハウスの建築に伴って会員も130名を数え、加えて市外からの常連も増え今や年間1万
数千人の人々の笑顔がレクリエーションスポーツの醍醐味を満喫し「健康作
り」と「ふれあい」を
求めて爽やかな汗を流しています。すばらしいことだと思いま
す。
 経歴や格式等の「しがらみ」から抜け出した人々が、森林公園の緑に織り成すすばらしい空間…
・・・それは「無」の「ふれあい空間」かもしれません。

 それを本当に知っているものは森林公園を見守っている、アメリカはなみづき・たいざんぼく・
さるすべり・山茶花の花たちです。
 この第100回記念大会のすばらしい人の輪と森林公園の花たちの微笑みが、第200回記念大会
へと大きく咲き継がれることを祈念してご挨拶といたします。
                                                             平成12年3月

第一章 協会設立とその経緯

〔由来〕
 戟後の混乱期から急速の復興と経済の成長により世の中が漸く安定して来た時代
的背景と共に
スポーツ界も急速な復活をみるに至った。昭和22年の混乱の中にプロ
野球が行われ、それに呼応
するが如き各種スポーツが続々と復活し第1回国民体育
大会が戦災を免れた京都市を中心に開か
れ世はスポーツの時代を迎えたのであるが、
戟前のスポーツが復活し、「見るスポーツ」として国民
の心に残っていったのであり
ますが、段々と生活に余有ができると共に昭和50年代後半から高齢化
が進み健康の
保持と心のふれあいの場が求められるようになり、そこに考案されたのが「やるスポーツ」
で誰でもが参加して、自ら競技して楽しむために各種のニュースポーツ(コ
ミュニティスポーツ)が誕生
した中にターゲットバードゴルフが昭和幼年(1969年)
今から30年前に埼玉県川口市でゴルフ感覚で
楽しめるスポーツとして考案され、昭
60年(1985年)川口市の生涯スポーツとして紹介され、それが
全国に普及し、昭
63年(1988年)には全国スポーツレクリエーション祭の正式種目に採用され、
の種日も全国区として認められ一段と各県で盛んになって来たのであります。

 平田市には平成2年(1990年)7月第2回島根県スポーツレクリエーション祭出
雲地区大会の会場と
なったのを契機に平田市教育委員会のお力添えにより、当時の
ゴルフ愛好者の方々が相い集い
森林公園という格好の場に着目し、その一部の広場
に仮コースが設置されスポ・レク祭が開催され、
その後関係者の方々の努力により
同好会の発足を見るに至り、存亡の時もあり紆余曲折の末、
現在は毎日プレーを楽
しむ人が絶えず、休日ともなるとコースは人々々‥…・といった感じで年間を
通じて
1万数千人以上の利用者で賑わっている。

 又、各地区のコンペ、或いは市内事業所などのレクリエーションも盛んに行われている。



平田市T.B.G協会規約

(目 的)
1条 この会は、T.B.G(ターゲットバードゴルフ)を通じて、会員相互の親睦を図り、あわせて
     T.B.Gを広く普及させることを目的とする。

(会 員)
2条 この会は、平田市に在住、あるいは、市内の事業所に勤務し、入会申込書により入会した
     会員をもって構成する

(事 業)
3条 この会は、次の各事業を実施する。
    (1) 総会の開催
    (2) 平田市TBG親睦大会の開催

    (3) TBG普及講習会の開催
    (4) その他
(役 員)
4条 この会に、次の役員を置く。
    (1) 会 長1名
    (2) 副会長 若干名
    (3) 理 事 若干名
    (4) 監 事 2 名
(役員の職務)
5条 会長は、会務を総理する。
    (2)副会長は、会長事故あるときには、会長の職務を代理する。
    (3) 理事は、会務を執行する。
    (4) 監事は、会の会計を監査する。
(役員の任期)
6条 役員の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。
(総 会)
7条 この会は、年1回の総会を開催する。
(入会金)
8条 入会金は、別に定める規則による額とし、入会申込書提出時に納入する。

(会 費)
9条 会費は、別に定める規則による額とし、毎年総会開催時に納入する。
(その他)
10条 この規約に定めることについては、その都度協議してこれを定める。
(附 則)
  この規約は、平成5年4月1日から施行する。
  改 正   平成11年4月1日


役員選任規定

1条(手順)
  会長は、会員が選出する。
  会長は、副会長・理事・監事を選任する。
2条(方法)
  会長は、会員を代表する選考委員により選出し、本人の承諾を得る。
3条(選考委員)
  選考委貞の定数、並びに選出方法は、その都度役員会の協議により決定する。
(附 則)
  この規定は、平成11年1月1日より適用する。



第二章 森林公園T.B.Gコースの歩み

T.コースの設定、整備
 平成2年7月第2回島根県スポーツレクリエーション祭出雲地区大会が平田市にて開催される事になり、ある程度の広さの平坦地が必要で、学校のグランドにコース設定も考えられたようだが、平田市森林公園の一部に格好の場所があるのに着目し、この広場を整備し、平田市教育委員会の手により9ホールのコースを設定し大会を盛大に行ったのがコースの始まりであります。


1.仮コースの設定
 平成2年6月 9ホール(パー36)

 森林公園の平地にビニールテープにてコースを設定した仮設的なコース。

2.新コースの設置
 平成5年4月に今までの同好会からT.B.G協会として新たな発足に当り、9ホールでは不備な
面が多分にあり、技術的な進歩も行き止まり、面白さの面に欠ける

 不満が表面化したのを機会に新コースの要望を取纏め新コースの計画となった。
  
@目標規模(平成6年4月)
  公認常設コースを目標とした構想で、その計画規模は次のとおり
   全面積 15000m2以上
   ホール数 18ホール(全長920m以上)
    パ ー 数  72  
A 設 計

  会員全員が参加する設計コンクールとして設計略図を提出、これを全員で審2点づつ
無記名投票により上位4点をモデルコースに決定、同時に建設委員
会を設置してこの

モデルを参考として現在のコースの基礎となる設計が完成した。
B造成工事
  会員が全員でコース造り、これを原則として、土曜日、日曜日の都合を見計らって手造り
コースの造成が始まったのであります。雑草木の切払い、コースの開墾、芝付などボランティア
による作業が続き、平成6年12月に構想ができてから約8カ月のシーズンを通して長い月日の

末、漸くコースとしての格好ができ、仮オープンの運びとなりました

〔規 模〕

全面積10,000m2
ホール数18ホール(全延長1,014m2)
パ ー 数72
仮設川24ケ所(公園内道路など)

バンカー   3ヶ所

註〕平成7年9月17日コース・オープン記念大会として第1回平田市教育長杯大会、併せて月例会
50回大会を県下各地より同好の友127名が集い、好
天の下に競技、そして友好を図った。


3.コースの改修工事(平成10年3月) コースの格好は完成したものの内容的には未だ不備な
面が多分にあり逐次整備
はして来たが、本格的な改修となり、公園の景観を考慮し、樹木、芝など
の植付
を行い一層の整備を図った。

〔改修の規模〕
 ティグランド(バック、フロント) 36ケ所
 バンカー             18ケ所


4.リニューアルオープン(平成11年7月)名称 平田市森林公園TBGコース

全面積10,000m2
ホール数18ホール(全延長1,014m2)
パ ー 数72
ティーグランド 54ヶ所 (バック、フロント、レディース)
仮設川8ケ所(公園内道路など)

バンカー   18ヶ所

平田市森林公園T.B.Gコース競技規則

  当コースで行う競技は、日本ターゲットバードゴルフ協会制定の競技規則を準用するが、当コース
 の実態を踏まえて、次のローカルルールを設定する。

 1)園内道路は、ウオターハザード(以下「川」という)と想定し、この区域、及び側溝はアウト・オブ・
  バウンズ(以下「OB」という)とする。
 但し、レンガ上はセーフとする。
 2)金網を設置して境界を示してい畠ホー’ル(第3、10番ホール)で打球がその金網に直接、又は
  左側(金網の支柱2本を見通した線)を通過した場合は、OB扱い
としてもとの場所より打ち直しをする。
  但し、金網までの区間のOBは通常のOBとする。
 3)第14番ホールで、第2打目以降を進行方向に向って右側のロープを超えてOB(川の中も含む)を
  した場合は、人形と人形を結ぶ線上より打直しをする。
また、ロープの手前にOBの場合は、落下
  地点横のホールに近づかないコース内
から打つ。
   なお、第9番ホールもこれに準ずる。
 4)連杭(第3、4、8、9番ホール)に打球がマット幅以内に停止した場合は、球をマット幅だけ移動して
  プレーを続行してもよい。

 5)コース内の樹木に打球が入った場合は、OB扱いとする。

6.コースの維持管理
 平田市体育公園文化振興財団と平田市ターゲットバードゴルフ協会が締結している「平田市森林
公園の管理清掃に関する委託契約」(別紙)に基づき当協会が作
成した年間管理計画により、風雪
による樹木の倒木の処理、補植、努定に始まり
芝の植付、刈込み、又除草、真夏の散水と自らの手
で行った。この作業によりコー
スに村する愛着心が一段と強くなって来たのである。この作業は殆ど
会員のボラ
ンティアによるところが最大の特徴であるが、施設を常設するスポーツ団体としての宿命
でもある。

 又、月例会、特別大会の一週間前の土曜日は全員によるコースの整備が慣例化している。


編 集 後 記

  千年記、ミレニアムの区切りの年に月例会第100回を迎え、又平田市ターゲットバードゴルフ
T.B.G)同好会発足10年と、これまた区切り
の年となりますが、これは先輩、諸兄の努力の賜と
思います。T・B・G
は広い常設コースが必要条件でありますが、当平田市には、その点森
公園という格好の場に恵まれ仮コースの9ホールから出発し、当時
は毎月土、日曜を定例の練習日
とし、その都度アドバンテージホール
(カゴ)を設置し、技を競ン、、コミュニティーの場として活用され
ホールインワンをした人は一回千円で平田市の花ツツジを植え、名札を立てていくなどし、協会の
貴重な財源の確保と公園の景観にも力を
入れた。一番多い人で年間20本、全体で107本という記録
も残されてい
ます。

 このような経過をたどり、本コースの造成となる訳ですが、この造成には、会員が「コースは皆んな
のもの」という精神がボランティア
の心につながり、時には雨降りのなか、又炎天下の作業となり、なり
ふり構わずといったよう別犬態で10年間手造りのコースがここに出来あがったのです。この努力は
どこの場においても誇れるものと自負す
るところです。今後T.B.Gが発展するか否かは、このコース
の維持にあ
るといっても過言ではないと思います。

 常設コースを維持していくには一層の努力が必要で、これから先こT.B.Gをライフワークの一つ
として、より多くの人々に参加して頂き
たいものです。もうすぐ21世紀を迎えます平成13年(2001年)
の1月
定例会は月例第110回と区切りとなります。今後200回、300回と続くことを願うと共に、全員が
一致協力して地域のスポーツ振興に寄与した
いものです。

 現在のような立派なT二B.G協会は会員のひたむきな努力はもとよりですが、平田市教育委員会、
平田市体育、公園、文化振興財団をはじめ、
関係機関の御力添えの賜と信じております。今後一層の
ご指導の程よ
ろしくお願い申し上げるところであります。

 最後になりましたが、この発刊にあたり御協力頂きました関係者の皆様方に厚くお礼申し上げます。            月例会第100回記念誌編集委員


開会式


来賓の平田市生馬教育長挨拶 ↓



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