SUさんのワンポイントレッスン
飛距離・方向性アップ
&弾道・球質の打ち分け方
SUさんのワンポイントレッスン
はじめに
私のゴルフ歴は23才〜68才の45年間、その間に打ったボールの数は
ゆうにトラック3台分、それでもシングルへの道はなお遠くなるばかり。
TBGとの出会いは68才の秋、以来2年半それまで長い間気付かないで
いたスイングの欠点を私はTBGによって数多く教えられました。
TBGをスポーツとしてとらえて飛距離と方向性だけでなく、弾道と球質
にもこだわりをもつプレーヤーのご参考にとの思いで私(現在71才です)
のスイングのチェックポイントを公開いたします。(2008.05.10)
ショットのチェックポイント
●曲がらないボール、飛距離の出るボールを打つには=
※ “左腿”に力を入れ、左脚を伸ばして切り返す!
※フォロースイングまで右脇腹の前傾姿勢を崩さない!
※バックスイングは最初に肩の回転、最後に右腰を回転!
※インパクトゾーンで左右の肩を軸回転で入れ替える!
●シャトルボールの一点に合わせる目線で弾道がきまる!
※ボールの位置と目線をかえるだけで高低を打ち分ける!
※スイングはすべて同じ、低いボールも振り切って打つ!
●低いライナー性の重いボールを打つには=
●曲がらないボール、飛距離の出るボールを打つには=
※ “左腿”に力を入れ、左脚を伸ばして切り返す!
○“左腿”に力を入れ、左脚を伸ばして切り返すことで自動的にウエイトシフトされ、
直立した左脚で左サイドの壁ができる。左脚にウエイトシフトができると左股関節
の上で左腰がフィニッシュまで回転する。(2007.12.15)
○この技術を習得しようとするときは、はじめは15m〜18mのコントロールショットで意識的に左膝を立てる練習を繰り返す。
ダウンスイングのハーフポジションで膝が完全に伸びるのを体感できれば
これがベストであるが、最初はダウンスイングの切り返しのタイミングで、左腿に力を入れてやる。膝に力を入れただけでは膝は伸びない。
(2007.12.15)
○左膝が立って壁ができる感覚を体感できるようになったらフルショットの
練習に入る。フルショットであってもトップはスリーコーターのポジション、フィニッシュは右靴の裏が完全に立つところまで振りきる。
フォロースイングで右鎖骨に顎があたるあたりで右腕を完全に伸ばしきる。左の壁を支えに軸回転ができると、ヘッドがそれだけ上から下へおりて走るので最初はこれまでより若干高いボールになる。
次に、インパクトゾーンで右脇の前傾姿勢を崩さない技術を習得すれば、中間的な高さで飛距離の出るボールが打てるようになる。(2007.12.15)
○飛ばす秘訣=左腿を立てる大胆な体重移動で左サイドの壁をつくり、前傾姿勢を崩さずに低く大きなフォローをだすと、あたかも両肘が脇腹をこするかのようなブラッシングが自動的にできる。
左膝を完全に伸ばしきることと、前傾姿勢を保ちきることで、頭の上がりが遅くなって、インパクトゾーンからフィニッシュでヘッドスピードが最大に上がるようになる。
左膝を伸ばして前傾姿勢を崩さない技術を習得すれば、飛距離は確実に1〜2mアップし、さらに方向性の精度も格段と高まる。 (2007.12.15)
○何故、飛距離が伸びて方向性がよくなるのか?
フォロースルーのスリークオーターまで前傾姿勢を崩さなければ低く大きなフォローがだせるのでボールを押さえて低めの強いボールが打てる。
スイングの後半部分で右脇が伸びて早く立った姿勢になると、頭が左へずれて上がってしまうので小さいフォローにならざるを得ない。
前傾姿勢をフォローまで保てると、バックスイングのスイングプレーンと同じ大きさのスイングプレーンで後半部分を振り切れるので、その分だけボールが飛んで曲がらなくなるということになる。(2007.12.15)
○前傾姿勢を崩さない技術を習得する手順は、はじめ、トップの位置を低くして(両手が右肩のあたり)フォローもスリーコーターで抑えるスイングで飛距離のコントロールができるようになるまでラウンドで練習を重ねる。
フォローが低く長くだせると、ボールがそれだけ低くなるので、向かい風や横風のときでも曲がりが少なくなる。 (2007.12.15)。
○風の中で右踵線上もしくは右つま先にボールをおき、フォローでシャフトが地面と平行になるポジションで止めて、地を這うような低いボールを打つことができる。
このスイングは本来のスイングと比べると明らかに特殊なショットである。異質なスイングは、本来のスイングのリズムを壊してしまう恐れもあり、頻繁に使うわけにはいかない。
これに対して前傾姿勢を崩さないでボールを低く押さえる打法は、本来のショットのリズムでいつも同じスイングプレーンで打てるからスイングを崩す心配がない。(2007.12.15)
○ハーフスイングあるいはスリークォータースイングは、中途半端なスイングになって左OBになることが多いので不得手だという人が多いが、それは体の回転と腕の振りがアンマッチになってしまっているからだ。
左膝がインパクトゾーンで完全に伸びて、さらにフォロースイングまで前傾姿勢を崩さないスイングができるようになると、体の回転が意に反して止まることがなくなるので、一段と方向性がよくなり、距離感も出しやすくなる。(2007.12.15)。
○コントロールショットは実戦でラウンドしながら習得する。ラウンドでコントロールの技を磨かないといつまで経っても、10m、15m、18m、20mの距離感が身につかない。真っ直ぐ飛んで曲がらないボールで狙った距離を打てるようになると、コースマネージメントが可能になるばかりか、中長距離からのホールインの確率がそれだけ高くなる。(2007.12.30)
○フルショットでボール一個分・コントロールショットでボール二個分だけ左足を下げたオープンスタンスで、肩は飛球ラインに合わせて構えると、スリークォータースイングあるいはハーフスイングでフォロースイングまで右脇腹の前傾姿勢を崩さないスイングがしやすい。
ダウンスイングでシャフトが地面と平行になるポジションで右肘が右腰に接近して下りるときの前傾姿勢をフォローまで崩さないようにすればインパクトからフォロースイングまでバックスイングと同じスイングプレーンが保たれる。
前傾姿勢が早く崩れて体が起きてしまうと、フォローでスイングプレーンが変わってしまうので、飛距離が伸びないばかりか、左に引っかけることも多くなる。(2008.01.18)
○テイクバックで両膝を蟹股のまま腰の動きを止めておいて肩から回転していくと自動的にインサイドにヘッドが上がる。
股関節と腹に力を入れて、はじめは意識的に腰の動きを抑える。
肩が45℃ぐらい入ったら肩の回転に引っ張られて腰の回転が始まる。
あとは腰の回転だけでトップまでもっていく。
最大飛距離をだそうとするときは、さらに目いっぱい腰を捻転させる。
腰がいっぱいまで回転していると実感できるときは、腰の回転がうまく出来ているときだ。
腰の捻転が十分にできていると、ダウンスイングも腰の回転を一気に戻す運動で切り返すことができる。(2007.08.19)
○風の影響をもろに受けるボールは、ボールの高さもさることながら、ボールが落下地点で勢いを失ってフワッとおりる軽いボールである。
多かれ少なかれ、ヘッドの芯を外して打てば軽いボールになる。
体の芯で、グリップの芯で、ヘッドの芯で、ボールの芯をしっかり捉えると、ボールの高低にかかわらず重いボールになる。
風が強いときは低い弾道でかつ重いボールがもっとも有効なショットで、その極限の低さと重さを考えると、それは地面を勢いよく滑っていくような強いゴロボールである。ミスショットで薄く当ってトップしたときは、ボールの芯に当たっていない軽いボールであるから、直ぐ飛んでも狙った飛距離には達しない。(2008.04.10)
○常にボールの芯を捉えて重いボールを打つにはどうすればよいのか。
スイングプレーンの前半部分/テイクバックからトップまでと、後半部分/切り返しからフィニッシュまでがシンメトリーになる安定したスイングを習得すること、云いかえると手や腕で調整しないですむスイングをつくることだ。
トップアスリートのスイングは低めでスリーコーターの小さめのトップで、フォローからフィニッシュのほうがより大きなアークになっている。
そうしたスイングでもっとも大事なポイントは軸回転ができているか、どうかということではなかろうか。(2008.04.10)
○先行する足腰の軸回転は切り返しから左膝を完全に伸ばしていけばほぼ自動的にフィニッシュまで左脚の回転軸ができる。
足腰の軸回転ができても上体の軸回転は腕の振りだけではできない。
上体の軸回転はどのようにすればできるのか。
インパクトを境にしてスイングプレーン上で左右の肩を入れ替えるイメージで、インパクトゾーンで先に肩を強く回転させてその動きの中で腕を振ることだ。そうすると自動的に腕の振りが僅かに遅れた感じがでる。
左右の肩を入れ替えて上体の軸回転でボールを打つスイングができると、ヘッドの芯でボールの芯を捉えやすくなる。(2008.04.10)
※ボールの位置は目線と臍でチェックする!
○ボールの位置と目線をかえるだけで高中低を打ち分けることができる。
ボールの左側に目線をもっていく、これはアイアンショット基本中の基本である。
ボールの位置を両足の真ん中、あるいは右踵線上でチェックすると、スタンスのとりかた、とりわけ左足の開き具合によって錯角が生じやすい。
臍の位置が目線を据えたポイントにくるようにかまえればいつも正しい位置にかまえができる。(2008.03.18)
○ボール部分の左側(ネック側)をみてかまえると、頭はボールの左側が見える位置に自然によってくる。ボールの右真下に目線の焦点を合わせるケースに比べると僅かではあるが頭が左に動く。(2008.03.18)
高弾道のボールを打つときはボールの真下に目線を据える。
中弾道のボールならボールの左側(ネック側)に、低弾道のライナーボールはシャトル部分の先端に目線を据える。(2008.03.18)
○目線と頭の位置によって、左右の肩の傾き方も自然に変化する。
シャトルボールの先端よりに目線をもっていけば肩はほぼ水平になり、目線がボール(部分)の左側にくればほんの僅かだが右肩が下がる、さらに目線をボールの右真下にもってくるとその分だけ右肩が下がるから高いボールが打てるわけだ。(2008.03.18)
○頭の位置でスイングの軸がきまり、スイングプレーンも頭の位置によってアップライトになったり、フラットになったりする。
スイングプレーンはスタンスの幅によっても変わる。スタンスを広くすればよりフラットなスイング、狭いスタンスだとアップライトなスイングになる。(2008.03.18)
○目線はボール部分だけでなく、シャトルボールの先端、あるいはボール部分との中間、さらにはネック部分というように、10.5cmのシャトルボール全体をボールと見立てて、打とうとする弾道によって焦点の合わせ方を変えて目線を定める。10.5cmの幅の中でそのどこか一点に焦点を合わせる打法は少し慣れさえすれば容易にできるようになる。(2008.03.19)
○ヘッドを入れる高さを変える技術は、目線がボール部分だけをみている場合は、そう簡単なことではない。ボールの芯のあたりにリーディングエッジを入れようとしてもヘッドは上から下へおりてくるからどうしてもボールの下までヘッドが入ってマットに触れてしまう。
然るに、シャトルボールの先端に焦点を合わせてボールが打っていると、ヘッドを薄く入れたり厚く入れたりする感覚つまりヘッドが入る上下の幅が分かるようになる。(2008.03.19)
○ボール部分の高さは4cm、これに対してシャトルボールの先端は7cmの高さがあり、ここに目線を据えると労せずしてクリーンにボールを捉えることができるようになる。
インパクトでマットを擦って打つショットと比べるとヘッドスピードがそのままボールに伝わるからライナー性の強くて重いボールになるわけだ。(2008.03.19)
○シャトルボールの先端に目線の焦点を合わせて、ここに集中すると一瞬、ボール部分が視野に入らなくなることがある。
それぐらい集中できるとインパクトゾーンでも目線がボールから離れない。気を抜かないで薄くヘッドを入れる意識をしっかりもってスイングする。
気を抜いたときにミスショットになる。(2008.04.17)
○腕だけのスイングでは薄くヘッドを入れることは到底できない。
インパクトゾーンで回転軸を垂直にするような気持ちで肩を平行回転させてスイングすれば、クリーンにボールを捉えるのはそう難しいことではない。体の芯でボールを捉えたときにフェイスに当たったボールの跡をチェックすると必ずヘッドの芯に当たっている。
ボールの跡がどこに付いたかチェックする習慣を普段からつけておく。
(2008.04.17)
○スイングミスでトップ球になることがあっても、意識的に強いゴロボールを打つのはそう簡単ではない。
風の強いときは強いゴロボールが最も安全性が高いショットである。
偶然にゴロになることはあってもインテンショナルゴロは、ロブボールを高く上げる技術よりもはるかに高難度な技術である。(2008.04.17)
○薄く入れる限度いっぱいのところへ、はじめは空振りするつもりで狙いをつけてスイングする。そうすれば振り切って強いゴロボールが打てる。
ゴロボールが打てればしめたもので、ゴロボールを打つときよりも僅かに厚くヘッドを入れる感覚でスイングすると、低いライナー性の重いボールになる。(2008.04.17)
○極端にハンドファーストにかまえて右手首の”く“字の形をインパクト後まで崩さないようにボールを低く押さえてゴロボールを打つ方法もある。
(本)ゴルフで林の中から脱出するときに打つショットと同じ要領である。
このショットは腰でパンチを加えて打つ特殊なハーフショットであって、スイングのタイミングが通常のショットと異なる。
インパクトでヘッドを止めるようにして打つから飛距離も15mぐらいまで、
それ以上の距離を打とうとするとミスショットになる。
ヘッドをボールの先端に限度までいっぱいに薄く入れるショットは、振り切って打てるので飛距離も20mぐらいまで伸びる。(2008.04.17)
○ボールの高低にかかわらず全てのショットは同じスイングで打つ。
変えるのは目線の焦点をどこに合わせるかということだけで、広めのスタンス、低く大きなスイングプレーン、左腿に力を入れて左膝を伸ばすタイミング、前傾姿勢をフォローまで崩さずにフィニッシュまで大きく振り抜く、これらのスイングの基本はどこも変えないということ、変えるのは10.5cmシャトルボールのどこに目線を合わせるかそれだけだ。(2008.03.19)
○すべてのショットを同じスイングで打って、ボールの高低を打ち分けるこれができると、低いボールで風を味方につける、リスクの少ない高いボールで中距離から籠を狙う、コントロールショットの精度アップなど、コース攻略法に幅がもてるようになる。(2008.03.19)
○これまで低いボールを打つときはフォローでシャフトが地面と平行になるところで止めてボールを押さえる、これがいわばこの種のショット技術の基本であった。シャフトをそこで止めるが、腰の回転も一緒に止まってしまい、左に引っかけてOBになることがよくある。それが怖いからフォローを飛球ラインに真っ直ぐに出してヘッドの回転運動に逆らう細工をする。
そうこうするうちに自分本来の基本スイングのタイミングが壊れてくる。
10.5cmシャトルボールのどこに目線を合わせるか、目線の焦点の合わせ方を変えるだけであとは何も変えずにすべての球質を打ち分ける、これこそ確かなウイニングショットの技術になるはずだ。(2008.03.19)
○バードゴルフのトップアスリートと呼ばれる人たちはいくつかの球質を打ち分ける確かな技術をもっている。
バードゴルフに風はつきものなので、風に強い低いボールをもち球している人も多い。スイングをつねに安定させるために、もち球だけで統一して高低の打ち分けをしようとしないタイプのプレーヤーもかなりいる。
中間的な高さで風に強い重い球質が打てる人は、あるいは高低を打ち分ける必要性を殆ど感じていないのかも知れない。
目線とスタンスの広さだけでボールの高中低を打ち分けていても、やがてその高低の幅が小さくなり、最終的には中間的な高さで風に強い重いボール、これが持ち球になっていくのかも知れない。(2008.03.19)
※広めのスタンスでよりフラットなスイングを!
※シャトル先端に焦点を合わせ、左手首を締めてかまえる!
○両足内側に肩幅がすっぽり入る広めのスタンスにして、シャトルボールの先端部分が臍にくるようにややオープンスタンスにかまえる。かまえに入るときはいったん膝を伸ばしてから少しだけ緩めて蟹股にする。
このかまえをつくればスイング中に上下動がでない。
目線はシャトル部分の先端、左手首を力がいちばん入るアングルにして体にややひきつけて構える。
左手首をしっくり締めるとヘッドのトウ寄りがほんの少し浮く。
ライナー性のボールはボールをしっかりつかまえないと打てない。
シャトルボールのボール部分よりも6.5cmも前よりのシャトルの先端に目線のあわせるわけだから、左手首のアングルがルーズだとフェイスがボール部分をしっかり包み込めない。左手首に力を入れると僅かにハンドダウンになるが、このアングルにしないと打ったボールがふけたりする。
ボールをしっかり掴まえるには、バックスイングで左手首を締めて左腕とシャフトが同一プレーン上を外れないように注意して、スイング中に左手首がゆるまないようにしなければならない。
スイング中に左手首がゆるむとヘッドがアップライトに上がりやすくなり、これではライナー性の強いボールは打てない。(2008.03.14)
○上体の力を抜いて低めに大きなアークでバックスイング、切り返してダウンスイングのハーフポジションで左膝を完全に伸ばす。
インパクトゾーンで左右の肩を軸回転で入れ替える。肩の強い回転でボールを打つ。ライナー性の強いボールは腕で打つのではなく肩の太い筋肉を使わないと打てない。(2008.03.14)
○軸ぶれして飛球方向に上体が動くとゴロボールになる。
高さをコントロールして正確にボールをつかまえる秘訣は、まず目線をボールの左側からシャトルの中間の幅の中に据えること、ダウンスイングのハーフポジションでしっかり左腿にウエイトをシフトして、左の壁を支えに上体を軸回転させて左右の肩を入れ替えてボールを打つこと、これに尽きる。このスイングでボールがしっかりつかまってヘッドがうまく抜けると右腕がスリーコーターポジションまでよく伸びて飛距離も出る。(2008.03.14)